<今日の一曲>2021/01/28 エルガー作曲『エニグマ変奏曲』
皆さんこんにちは!
このブログの筆者のドミトリーです!(^^)/
みなさん、今日が何の日かご存じでしょうか?
実は毎日が何かしらの記念日なのです!
私のTwitterでは、そんな毎日の記念日に合わせて毎日曲紹介をしています。
ここでは、Twitterの文字数制限により発信できなかった情報や、選定までの苦労を発信していきたいと思います。
コンサートのネタ探しや、音楽の小ネタ集めにどうぞご活用ください。(#^^#)
ーーー簡単な自己紹介ーーー
私は現在とある一般サークルのバンドで指揮者をしています。
しかしこれまで音楽の勉強を真面目にやったことがない「愚か者」でした。
ドラッカーの本を読んで、これを猛省し、現在は音楽の勉強をするようになりました。
ここでは音楽初心者から経験者まで、ご自身の音楽活動に役立つように、私が勉強したことをわかりやすく発信していきます!
2021年1月28日(木)
1月28日!今日は #データプライバシーデー!
— ドミトリー (@dormitory0108) 2021年1月28日
そんな #今日の一曲 は
エルガー作曲『エニグマ変奏曲』
プライバシーに大事な暗号化
ドイツの暗号化機の名としても知られるエニグマはギリシャ語で「謎」の意味
エルガーはこの曲に2つの暗号を残したんだって#ゆにの日https://t.co/3ZZgwRa6jv
今日は「データプライバシーデー」でした。
すっかりインターネットが一般家庭にまで普及した昨今。
大切なデータやプライバシーを守るのは重要な責務ということで、2008年にアメリカやカナダで制定。
1月28日は「データプライバシーデー」になりました。
そんな日に紹介した今日の一曲は
データを守るときに使うのは暗号。
暗号と言えば、第二次世界大戦でドイツ軍が使用した暗号「エニグマ」が有名。
同盟国軍はエニグマが解けずに苦難するが、1940年にアラン・チューリングらによって解読され、結局ドイツは負けちゃう。
この解読、実はとても大変だったらしく、彼の苦難と解読までの道のりを描いた映画『イミテーション・ゲーム』はとても面白いので、お時間があればぜひ鑑賞してみてください。
さて、そんなドイツの暗号と同じ名前がついている『エニグマ変奏曲』ですが、実はこちらの方が先輩。
『エニグマ』変奏曲の初演は1899年で、この曲の成功によりエルガーは世界に名を馳せることになりました。
ちなみに「エニグマ」はギリシャ語で「なぞなぞ」とか「なぞかけ」の意味で、この曲には2つのエニグマがあるとされています。
1つは隠された主題。
最初に演奏される主題のほかに、すべての変奏の基盤となっている決して演奏されないもう一つの主題があるらしい。
しかし残念なことにいまだにその主題が何なのかは判明していません。
2つ目は各楽章のアルファベットの意味。
これについては第13変奏の「***」以外は解明済み。
すべてエルガーの友人だそうです。
もともとこの曲はエルガーがふと思いついた主題を「あいつだったらこう弾きそうだな」と想像して変奏したものだそうです。
各楽章についてる名前は、想像した人物の名前になっているということですね。
友人の弾き癖を真似て変奏するというのは、現在でもウケがいいかもしれません。
お笑い番組のモノマネ芸と通ずるところがありますね。
作曲者のエルガーは『愛の挨拶』、行進曲『威風堂々』で超おなじみです。
『愛のあいさつ』は電話の待ち時間でよく聞かされるアレですね。
1890年~1920年くらいに活躍したロマン派後期~近代音楽時代を代表する音楽家です。
この時代のイギリスの音楽家と言えばあとは組曲『惑星』で有名なホルストくらいしか思いつきません。
そのくらいイギリスでは超偉大な人物。
エルガーは幼少期から曲作りを行い、独学で作曲を学んでいきました。
そんな彼の作風は、ドヴォルザークやワーグナーの影響を強く受けつつも、非常にクリエイティブ。
同じイギリス出身の大作曲家、ヘンデルやメンデルスゾーンを思わせるほどの多彩さで、他にはない、まさにエルガーらしい作品が多くみられます。
イギリスはドイツやフランスに比べ名を残した音楽家は少ないですが、独自の雰囲気があります。
ヘンデル、メンデルスゾーン、エルガー、ホルストとイギリス軸で音楽を聴いてみると新発見があるかもしれませんよ(#^^#)
ここまでお読みいただきありがとうございました。
『イミテーション・ゲーム』はマジでおすすめなので、ぜひ観てね。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう!お楽しみに!!!
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