サックス吹きのフレックス退社

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<今日の一曲>2021/02/05 まるで双子!若手サックスプロ圧巻の演奏!!<松下洋&上野耕平>

皆さんこんにちは!

このブログの筆者のドミトリーです!(^^)/

 

実は毎日が何かしらの記念日!

私のTwitterでは、そんな毎日の記念日に合わせて毎日曲紹介をしています。

 

ここでは、Twitterの文字数制限により発信できなかった情報や、選定までの苦労を発信していきたいと思います。

コンサートのネタ探しや、音楽の小ネタ集めにどうぞご活用ください。(#^^#)

 

ーーー簡単な自己紹介ーーー

私は現在とある一般サークルのバンドで指揮者をしています。

しかしこれまで音楽の勉強を真面目にやったことがない「愚か者」でした。

ドラッカーの本を読んで、これを猛省し、現在は音楽の勉強をするようになりました。

ここでは音楽初心者から経験者まで、ご自身の音楽活動に役立つように、私が勉強したことをわかりやすく発信していきます!

 

dormitory0108.hatenablog.com

 

2021年2月5日(金)

今日は「ふたごの日」 

「2(に)」と「5(ご)」のごろ合わせで「ふたご」ということ言ことで、愛知県のふたごグッズ専門店チームベラミワークスが制定。

2月5日は「ふたごの日」となりました。

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そんな日に紹介した今日の一曲は

上野耕平さんと松下洋さんによる長尾淳作曲『パガニーニ・ロスト』

演奏は6:03~から。

 

サックスデュオの中でも屈指の難易度で知られるこの曲。

日本のサックス界のホープたちによる演奏です。

 

特に13:18~からクライマックスにかけての2人の掛け合いはまさに双子のようなチームワーク!!

あまりの美しさに1分半もの時間があっという間に過ぎ、終曲します。

 

作曲者の長尾淳さんや、主題のパガニーニ作曲『24のカプリス』についても語りたいのですが、それはまた今度。

 

今日はこの素晴らしい演奏を届けてくれたお二人に焦点を当てていきましょう。(^^)/

 

注目の若手サックスプロのお二人

松下洋さんと上野耕平さんは音楽の東大と呼ばれる東京藝術大学の同級生です。

 

この二人が同級生って、やっぱり東京藝術大学のレベルは恐ろしい。

並大抵の努力では入学すらできませんし、さらに入学後もこのレベルの人たちが切磋琢磨しているのです。

 

在学中にプロデビューしてしまい、中退する人が多いのも分かりますね。

 

さて、そんなお二人について本日は少し詳しく見ていきましょう。(#^^#)

松下 洋

松下 洋さんはクラシック、ジャズ、吹奏楽と幅広く活躍している注目の若手サックスプレイヤーです。

様々なジャンルに取り組んでいて、

最近では吹奏楽ドッキリの動画が人気です。

 

また、10時間にも及ぶライブ配信も話題となりました。

 

 

他には、Cメロサックスという少し変わったサックスを使用することでも有名です。

 

アルトサックスの調性はE♭(ミ♭)、テナーサックスの調性はB♭(シ♭)ですが、Cメロの調性はC(ド)となっています。

アルトサックスとテナーサックスの間の楽器で、どちらかというとテナーよりと言ったとことでしょうか。

 

そんなCメロサックスの楽曲はこちら。

テナーサックスらしい豊かなサウンドとアルトサックスらしい華やかなサウンドの二つが楽しめてお得感があります。

 

ちなみに、松下 洋さんはソウル生まれの日韓ハーフで激辛党らしいです。

さらに将来の夢はなんと小説家。

結構しゃべりもお茶目で面白い人です。(#^^#)

上野 耕平

上野 耕平さんはクラシックや吹奏楽、サックスアンサンブルで活躍しているサックスプロです。

何と言ってもそのキャラクターが魅力的。

アルトサックスが上野 耕平さんです。

サックスってこんな音出るの???!!!

と初見ではびっくりしますが、その技術の高さよりも「面白さ」が勝って笑ってしまいました。

難しいことを涼しい顔して魅せる。まさにプロ技。

この芸を披露するためには非常に高い演奏スキルが求められます。

10年以上サックスを吹いてますが、私はできません。(笑)

 

この動画は、上野 耕平さんがコンサートマスターを務める「ぱんだウィンドオーケストラ」のサックスパート紹介です。

 

ぱんだウィンドオーケストラは東京藝術大学の学生たちで構成される吹奏楽バンド。

東京芸大では吹奏楽の授業が数コマくらいしかないため、吹奏楽好きな芸大生が吹奏楽団を作っちゃったというわけ。

(ちなみに、バリトンサックスはあの松下洋さんです。芸大の同級生なので一緒に出演している。)

 

芸大生だけのぱんだウィンドはバケモノしかいない最強吹奏楽団です。

Tpが1オクターブ上げて吹くのは当たり前。

ベースラインとパーカッションの安定感は戦車級。

ソロでは超絶技巧当たり前。

さらにはあふれ出る吹奏楽への愛情も一級品です。

ぱんだウィンド、いいですね。(#^^#)

 

さらに、上野耕平さんは無伴奏の独奏曲でも有名。

他の楽器のために書かれた無伴奏曲も、サックス一本で吹きまくります。

 

Full版はこちらのCDをご購入ください。

特に『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調』好きです。

 

楽譜も売ってますよ。

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無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調より

CDでは簡単そうに演奏しているので、私も吹いてみようと思って楽譜を買いました。

しかし恐ろしく難しく、演奏は断念。。。

 

楽譜を見ながらCDを聞くと、改めて上野耕平さんのすごさが分かります。

CDを聞くときのお供として買うのもおすすめです。(; ・`д・´)

 

上野耕平さんはメディア出演も多く、テレビで見る機会も比較的多いサックスプレイヤーです。

これからのサックス界を引っ張っていく、そんな存在になること間違いなしですね。(*'▽')

ちなみに、自動車マニアでもあり、鉄道マニアでもあるみたいですよ。(^^)/

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

それでは次回の記事でまたお会いしましょう!お楽しみに!!!

 

 

<過去記事紹介>

 ようこそ吹奏楽の世界へ!ということで、各楽器の魅力を紹介しています。

希望通りの楽器になった人は自分の楽器がもっと好きに、希望と違う楽器になった人は、自分の楽器の知らない魅力に気が付くかもしれませんよ(^^)/

 

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